スピン誌がこの25年間のベスト・アルバムを発表 1位はU2の「アクトン・ベイビー」 2010/05/15

今日は手相やアストロ風水のお話ではなく、音楽のお話をひとつ。

Yahooニュースなどで話題になっている

【スピン誌がこの25年間のベスト・アルバムを発表 1位はU2の「アクトン・ベイビー」 】

について少し語らせてください。

このスピン誌はアメリカの超有名な音楽誌でローリング・ストーン誌に匹敵する影響力があります。

抜粋します。

「スピン誌が選ぶこの25年のベスト・アルバム125枚という企画でU2の『アクトン・ベイビー』が1位に選ばれた。

要するにスピン誌が創刊された85年以来のアルバムで最大の影響力を誇るアルバムに選ばれたというわけだ。

選評では「『WAR(闘)』以来最強の即効的でダイレクトな魅力に溢れた作品で、現在までのU2の作品のなかでも、最もエモーショナルなところをあけすけに描いた楽曲を揃えた作品。

特に90年代初期の、無限に可能性が広がっているような感覚とくたくたになった絶望感が同居しているような時代の空気をよく捉えた作品」としている。

 

「“ワン”は『ぼくたちは同じではない』と認めたうえで、それでもお互いに『持ちつ持たれつ』やっていかなければならないと歌ったからこそ、欠くことの出来ない名曲となった曲。

“ザ・フライ”ではロック・スターが自分はうそつきで盗人っであることを告白するという構成と響きが大きな共感を呼ぶことに。

また、“ミステリアス・ウェイズ”ではエッジはボノのあまりにゴスペル的なボーカルを中和させていく歓喜に満ちつつも鋭いリフを編み出してみせたのだった」などなど。

U2のサイト、U2.comでは一体、『アクトン・ベイビー』のなにがそんなにいいのかという意見をブログのコメントとして募っているので、一家言ある方はご意見をどうぞ。 」

このアルバム自体は1991年リリースで私がちょうど大学1年生の秋に出ました。

早いですね~あれから25年ですか。

このアルバムのサウンドプロダクションは異常な程に素晴しく、おそらく過去のU2のアルバムの中でも最も評価されていて、「ヨシュア・トゥリー」よりも根強い人気があります。

ちょっとセールスについて振り返りたいと思います。

アルバム売上 1億7千万枚以上
Boy 世界総売り上げ400万枚
October 世界総売り上げ350万枚
War 世界総売り上げ1000万枚
Under A Blood Red Sky 世界総売り上げ1000万枚
The Unforgettable Fire 世界総売り上げ850万枚
The Joshua Tree 世界総売り上げ2850万枚
Rattle And Hum 世界総売り上げ1450万枚
Acthung Baby 世界総売り上げ1750万枚
Zooropa 世界総売り上げ750万枚
Pop 世界総売り上げ700万枚
The Best Of 1980-1990(/B-Sides) 世界総売り上げ1850万枚
The Best Of 1990-2000(/B-Sides) 世界総売り上げ750万枚
All That You Can’t Leave Behind 世界総売り上げ1200万枚
How to Dismantle an Atomic Bomb 世界総売り上げ1000万枚
U2 18 Singles 世界総売り上げ500万枚

最新作は現在600万枚程度のようです。

 

「アクトン・ベイビー」は最初、なかなか私の耳に馴染まなかった作品で、特に「ワン」は最初に聴いて受け付けず、半年間はこの曲だけは飛ばして聴いていました。

それでは何を好んで聴いていたかといえば、5曲目の「ワイルド・ホーセーズ」でした。

何かの本でこの曲は駄曲だと書かれていて、当時、ショックを受けたものです。(笑)

まぁ、それだけ、耳になじまない過去のどのアルバムにもない音楽を彼らは提供してくれたわけで、その時のツアーも今に語り継がれるものになっているのです。

結成して30年が経つこのバンド、それでも尚、今後も期待したいバンドのひとつです。

新作もなんだかまたやってくれるのではないか!と年末リリースを待ち望んでいます。

それでは、「アクトン・ベイビー」から屈指の名曲と言われ、現在も様々なシーンに起用される「ワン」をどうぞ!

 

 

なお、スピン誌が発表した125のアルバムの上位30位まではこちらです。

私は19以外、全部、持っていました。それだけアホみたいに洋楽にお金を費やしていたんですね(笑)

1 U2 – Achtung Baby
2 Prince – Sign O’ the Times
3 The Smiths – The Queen is Dead
4 Nirvana – Nevermind
5 Radiohead – OK Computer
6 Public Enemy – It Takes a Nation of Millions to Hold Us Back
7 Guns N’ Roses – Appetite for Destruction
8 PJ Harvey – Rid of Me
9 Pavement – Slanted and Enchanted
10 Nine Inch Nails – The Downward Spiral
11 The Replacements – Tim
12 OutKast – Stankonia
13 Sonic Youth – Daydream Nation
14 The Beastie Boys – Paul’s Boutique
15 Husker Du – New Day Rising
16 The Pixies – Doolittle
17 De La Soul – 3 Feet High and Rising
18 The Strokes – Is This It
19 Jay-Z – The Blueprint
20 My Bloody Valentine – Loveless
21 Oasis – (What’s the Story?) Morning Glory
22 Eric B. & Rakim – Paid in Full
23 Daft Punk – Discovery
24 Metallica – Master of Puppets
25 Nas – Illmatic
26 Guided by Voices – Bee Thousand
27 Nirvana – In Utero
28 Radiohead – The Bends
29 Pavement – Crooked Rain, Crooked Rain
30 A Tribe Called Quest – The Low End Theory

 

時間がとれた時にこの話題を書こう!と思っていたので今、ちょっと肩の荷が下りましたよ(笑)