カウンセラーとして大切にしたい言葉があります。

カウンセラーとして大切にしたい言葉があります。

ある17歳の少女の切実な言葉を綴った文章があります。

「自分を愛せない、大切にできない者に、果たして他人を思いやることができるでしょうか。

命の大切さが伝わるでしょうか。

人はだれでも、抱きしめて受け止められた記憶がなくてはならないと、心から思います。

私は毎日、こんな言葉を待ち続けているような気がします。

『悪い子でもいいよ。何もできなくてもいいよ。

役になんか立たなくていいよ。

生きていてくれさえしたら、それだけで、愛してあげるよ。

見ていてあげるよ』」

(『ついていく父親』春秋社)