2007/02/22 heartland(ハートランド)について
「ハートランド」(heartland)は私の活動のフィールドにしている名称です。
私のHPに掲載している:連絡先は「ハートランド」へ となっていて電話番号も掲載していますが、この「ハートランド」ってそもそもなんなのか?
というお問い合わせがありました!
う~む、確かに私と協力してくれているスタッフ以外は何も知るすべもなく・・・ということでここに書きたいと思います。
元々、ロックバンドU2の熱狂的ファンを自他共に認める私ですが、どうしてもU2の曲を活動のフィールドの名称にしたかったんですね。
それで、U2の曲で普遍的なタイトル、優しい響きがするタイトルを思い浮かべては、「これは良い!!」とか「これ、イマイチ」なんて数名で飲みながらやっていたわけです。
U2では好きな曲が多過ぎて、最近では2月7日に発売された最新シングル「ウインドウズ・イン・ザ・スカイズ」という少しサイケデリックな曲も好きですし、「Beautiful Day」、「wark on」他、数え切れない位好きですから困ってしまいましたよ(笑)
あと、この名称はいずれ登録しますので、世の中でもあまり使用されていないアドレスが良い、という条件も加味して数日、ああでもない、こうでもないと話していましたが、ようやく落ち着きました。
それが1989年発売の「魂の叫び」に収録されていた「ハートランド」という佳曲だったんです。
この曲は実は前作、「ヨシュア・トゥリー」の製作時にレコーディングされていた曲で、透明感あふれ高揚していく当時のU2らしい曲でした。
実際、聴かれたことがある方も多いと思います。
当時、「ヨシュア・トゥリー」の次のアルバムということで全世界が注目し、今のようにネット情報がない時代です。どの洋楽雑誌でも、U2の最新作ということで、破格の扱いだったことを昨日のように思い出します。
私が高校1年の頃だったと思います。高校の頃は、隣の市に下宿して勉強と部活動の日々でしたが、とにかく洋楽一辺倒でした。
中学2年でビートルズ三昧だったのですが、ちょうどその春にU2がシングルで確か10週連続「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」がアメリカでNo.1でアルバム「ヨシュア・トゥリー」が発売数時間でプラチナアルバムになるなど、今のU2よりもさすがに勢いがあったと思います。
それだけ期待されていた「ヨシュア・トゥリー」の次の2枚組み大作でしたから、ファンならずとも興奮して発売を待つわけです。
ましてや、「魂の叫び」が映画館で放映されることになっていて、今では信じられないこといなっていましたね!
スタジオ収録版とライブ版の混合、他のアーティストの曲の採録、2枚組等U2としては異色のアルバムでした。最も充実していた頃の作品だけに内容も素晴らしかった。
「Heartland」は理想の土地を夢想した歌で心に響きます。
映画ではメンバーがゴスペル教会やプレスリーの生家を訪れる時に使用された曲です。皆、自然体でとてもいい感じ。 “Heartland”は”RATTLE AND HUM”の中でもっともU2らしい曲だが、メンバーがエルビス・プレスリーの生家を訪れるシーンにこの曲が被さっている。ラリーがエルビスについて、一生懸命語るところがいいんです。
この曲をファースト・シングルにすれば当時のU2の勢いや「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」の続編を期待した人々の多さを考えれば、私の独断と偏見ではありますが、まず間違いなく全米No.1!だったと思います。
ブライアン・イーノの奏でるシンセやエッジの繰り返されるギターフレーズは特筆モノで、抑制されたボノのボーカルも素晴らしく、まさしく傑作でした。みなさんにも是非、聴いてもらいたいですね。
おそらく当時のU2はヨシュア・トゥリー狂想曲からは、離れたかったんだと思います。それでなければ、「ディザイアー」をファースト・シングルに選ばないと思うんです。
U2は全米シングルNo.1は、「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」と「終わりなき旅」の2曲持っていますが、実力的にはこの「ハートランド」も全米No.1になっても本来良かった曲だったと思います。
また、この曲はどのベスト盤にも収録されていません。
そこがまたU2、憎いところ(笑)。
ライブでもたった2回しか演奏していませんし!
それでもこの曲の価値が下がるわけでもなく、まさしく、U2がそっととっておきたい珠玉の楽曲ですね!
長くなりましたが「ハートランド」の素晴らしい楽曲に私たちの活動をだぶらせて頑張っていきたいと思っています。
また「ハートランド」って何だか癒されそうな名前でもありそうですし・・・。
幸せになれそうな名称です。