デビュー30年を超えたらの処世術

何事も長く出来ることは有難く、当然、辞めなければ携わる仕事や才能はスキル的には上がり続けます。
ただし、スキルが向上したからと言って、満足するかと言われば、どうか分からないものです。
自分の人生をどう折り合いをつけていくのかは古典を読んで、学んでいくのに限りますが、リスペクトする人物やグループの最新の動きには絶えず注目したほうが良いです。

グループ結成30年以上になるロック・グループがいかに人気や実力を維持させていくのか、好例が最近、新譜をiPhoneの全ユ一ザ一が無料でダウンロード出来るようにしたU2です。(無料ダウンロードの期間は終了しました)

彼らぐらいになると新作を出さなくても充分に暮らしていけるのになぜ新作を創り続けるのか、それを考えると様々な気づきがあります。

今回は彼らは生まれからデビュー前後までに自分達に起きた出来事を振り返り、それを昇華するという試みをしました。

メンバー中に2人も幼少期に母親を亡くしている彼らが母親の名前を曲名にするところ、感銘を受けました。
アイリスという曲です。本作でのベスト・トラックかもしれません。詞の内容も泣けてきます。
その他の曲も自分自身に起きたことや感じたことから出来ているので、また、感動を呼ぶのです。