最近、西洋占星術の質問が多いです。「冥王星が惑星ではなくなったのですが」 2009/07/21
「冥王星が惑星ではなくなったけど・・・・?
冥王星が大惑星から外されて準惑星になったけど星占いは困らないのでしょうか
?」
という質問を継続的に皆さんからよく頂きます。
2006年、国際天文学会で大惑星ではないと分類された冥王星・・。
水・金・火・木・土・天・海の七大惑星と違い、実は冥王星は非常に小さく軌道は極端な楕円形です。
実は黄道傾斜角度は並外れて大きいので、彗星のようだともいわれていましたから、天文学的に別分類とすることも適切なのでしょうが・・・
ところが、
1930年に蟹座を運行中に発見されて以来、公転周期248.54年ですから未だ軌道一周しておらず!
現在は蠍座の支配星とされていますが、私の太陽星座でもある「牡羊支配星説」を唱える学者もあって占星学的にもまだまだ研究が残されている天体です。
しかし、いくら、分類が変わろうとも冥王星自体は変らず
「破壊と再生・超自然力・不可抗力」のキーワードに代表される占星学的作用があることは確実です。
私は冥王星は「蘇りの力を与える」天体としてのイメージが非常に強いです。
これはよく言われることですが 占星学は新しい天体が発見されるとその占星学的意味を考え取り入れる柔軟性があります。
特に発見によって人間界に新たな考えや認識がもたらされると考えられています。
例えば、1781年の天王星発見時はフランス革命・アメリカの独立・交流電気の発見が有名です。
1801年 セレス発見時はアメリカ穀倉地帯での耕作本格化、
1802年 パラス発見時はロマンチシズム台頭、
1804年 ジュノー発見時は女権確立(ナポレオン憲章)、
1807年 ベスタ発見時は蒸気機関発明と奴隷解放、
1846年 海王星発見時は商業的石油掘削の開始・心理学創設、
1930年 冥王星発見時は原子力発見と原子物理学創設、
1977年カイロン(キローン)発見時は試験官ベビー誕生に象徴される高度医療発展と占星学の迷信からの脱却などがありました。
これを無理やりに人間が結び付けているといっても仕方のないことですが、そこに何らかの意思が存在しているように感じるのは私だけでしょうか?
だからこそ、西洋占星術の世界は魅力的なのかもしれません。アストロ風水も鑑定では人気ですよ!