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それが生命線 2009/10/30

今回、ノーベル平和賞で不毛な議論がありましたが、アイルランドの人気ロックバンドU2のボーカリストで人権活動家としても活躍するボノ(Bono)氏は、
バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領について、米国のイメージを再生し、逼迫(ひっぱく)
する地球上の問題に立ち向かう牽引力となっている点で、ノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)の
受賞にふさわしいと述べました。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)の日曜版の論説面でボノ氏は、

オバマ大統領が
「われわれの時代における極度の貧困の撲滅に貢献」し、「核拡散や気候変動の問題に立ち向かい、 中東との関係を改善し、国内では雇用創出や医療保険改革に取り組んでいる」と称賛。

米国のイメージを、希望、前向き、行動といったものへと「再生」した中心人物だと評価しました。

「あえて言おう、地球上の最果ての地でさえ、人びとがラジオで聞きたいと切望したのは、ポップソングよりも(オバマ)大統領のメッセージだった。それが生命線なのだ」

「世界は今日、地球上のわれわれが直面する3大危機、極度の貧困、極端な思想、極端な気候変動の解決のカギを米国が握っている可能性を見ている。

世界の支持を回復した米国こそが、新たな外交方針のモデルでこれらを打倒するのにふさわしいのではないかと感じている。」

また、時期尚早などと批判する声が高いオバマ氏のノーベル平和賞受賞についても、AIDSや結核、マラリア撲滅のための世界基金を立ち上げ、先進国で活動を続けるボノ氏は異なる見解を呈しました。

「オバマ大統領は、受賞は行動を促すものと認識していると語った。

貧困の撲滅においてはまさに、意志ではなく行動が重要だ」

「ノーベル平和賞は、(オバマ氏が先導する)『気運を台無しにするな』 との世界の訴えなのだ」

 

今回のノーベル平和賞は決して早い受賞ではないと、私もそう思います。

「あえて言おう、地球上の最果ての地でさえ、人びとがラジオで聞きたいと切望したのは、ポップソングよりも(オバマ)大統領のメッセージだった。それが生命線なのだ」

最後に、オバマ氏のキャンペーンソングとしても有名な「American prayer」を貼っておきます。

私が洋楽の中では最も2008年、聴いて感銘を受けた曲です。共作で作詞・作曲にU2のボノも参加しています。